【人とくるまのテクノロジー14】デンソー、世界初の気流誘導高着火スパークプラグなどを出展

自動車 ビジネス 企業動向
デンソー・ブースイメージ
  • デンソー・ブースイメージ
  • デンソーが開発したEGRバルブユニット
  • 新型カーエアコンユニット

デンソーは、5月21日から23日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2014」に出展し、環境および安心・安全に関する製品・技術を中心に、デンソーの幅広い技術力を紹介する。

環境分野に関しては、世界初として着火安定性が向上した気流誘導高着火スパークプラグ、EGRバルブユニット、大幅な標準化を実現した新型エアコンユニットの3製品を出展する。

気流誘導高着火スパークプラグは、これまで、プラグの取り付け方向によっては、接地電極が混合気の流れを阻害してしまう場合があったのを、誘導板によって中心電極周りへ混合気流を誘導。放電の伸びを拡大させ、より安定した着火性の実現で燃費改善に貢献することができる。

EGRバルブユニットは、ディーゼルエンジンの排ガス浄化に寄与するEGR(排気再循環)システムの主要部品で、同製品は世界で初めて吸気絞りバルブとEGRバルブを一体化し、従来と比べ、体積を半分に低減するとともに、構成部品数を削減しコスト低減を実現する。

新型エアコンユニットは、従来は、車種ごとにサイズや構造などが異なっていたところ、構成部品の共通化を進めつつ、要求される性能を実現できる構造とし、小型車から高級車まで共通して搭載できる。

安心・安全に関しては、デンソーが考える未来のクルマ社会を体験できるインタラクティブ・コミュニケーション・コックピットを中心に、各種技術を展示する。

インタラクティブ・コミュニケーション・コックピットは、様々なセンサーを駆使した「センシング技術」と、メーターをはじめとする車の走行に必要な情報提供を行うための「HMI技術」を組み合わせた体感型の展示。画像センサー、ミリ波レーダー、レーザーレーダーなどのセンサーや、車車間・路車間をはじめとする各種通信技術で車両周辺の状況を把握し、運転中のドライバーにリアルタイムに様々な情報提供を行う。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集