ダイハツディーゼル、大型舶用エンジンなど好調で増収増益…2014年3月期決算

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ダイハツディーゼルが発表した2014年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比78.9%増の49億7300万円と大幅増益となった。

売上高は同5.6%増の575億6600万円と増収となった。新造船市場が回復しており、同社の受注も伸びた。内燃機関部門は主力の発電用補機関を中心に販売台数が減少したものの、大型エンジンが増加したことに加え、円安の影響やメンテナンス関連の売上が増加した。産業機器関連ではアルミホイールが好調で増収となった。

収益では舶用機関関連の大幅増益や為替差益の効果で、経常利益が同74.4%増の49億2900万円だった。当期純利益は同20.8%増の27億4400万円となった。

今期の通期業績見通しは売上高が同2.5%増の590億円と増収を見込むが、営業利益が同25.6%減の37億円、経常利益が同24.9%減の37億円、当期純利益が同19.9%減の22億円と一転して大幅減益となる見込み。舶用機関の受注が増加しているものの、需給ギャップが解消していないことや、過去に低船価で受注したことによる販売価格の低迷が影響する見通し。

《レスポンス編集部》

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