欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループに属し、チェコに本拠を置くシュコダは3月4日、スイスで開幕するジュネーブモーターショー14において、『ビジョンC』を初公開する。
ビジョンCは、シュコダの次世代デザイン言語を表現したコンセプトカー。ここ数年、シュコダはダイナミックな新型車およびデザインの開発に取り組んできた。ビジョンCは、この取り組みを次なる段階へと飛躍させるデザインスタディとして企画された。
そのハイライトは、流行の4ドアクーペデザイン。厳密には、リアゲートを備えるため、シュコダはビジョンCを、「5ドアクーペ」と表現する。同じくフォルクスワーゲングループに属するアウディの『A7スポーツバック』を連想させるクーペフォルムが目を引く。
車台には、フォルクスワーゲングループが新開発した新世代モジュラープラットホーム、「MQB」を採用。ビジョンCではこのMQBをベースに、軽量化やエアロダイナミクス性能の向上を図った。室内は機能性が追求され、大人4名とその荷物に充分な居住性を持たせている。
パワートレインは、CNG(圧縮天然ガス)に対応。システムは、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが基本。最大出力は110psを発生する。シュコダは、「CO2排出量は91g/kmに相当」と説明している。