国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟から超小型衛星の放出について、不具合が発生したのとは別の衛星格納ケースからは放出が計画通り実施される。
「きぼう」日本実験棟の船外では、米国ナノラックスの衛星放出機構を使って、米国の超小型衛星を順次軌道上へ放出している。
これまで放出機構に8基設置されている衛星格納ケースのうち、2基に不具合が生じ、衛星が放出できない事象が発生した。
他の衛星格納ケースからは、計画通り順次放出が行われている。2月14日にも、2つの衛星格納ケースから放出が行われる予定。
不具合の発生についてはNASA(米航空宇宙局)では原因究明を続けている。
衛星放出機構を把持する「きぼう」ロボットアーム側には異常は確認されていないとしている。