フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは1月15日、プログラマブル・ソレノイド・コントローラ「MC33816」を発表した。
新製品はガソリンとディーゼルいずれの直噴エンジンにも対応し、排出量削減と燃費向上を実現。また、柔軟なアーキテクチャを備えることで、デュアルクラッチ・トランスミッションや、ファクトリ・オートメーション・アプリケーションの高精度ソレノイドにも適用可能となっている。
MC33816プログラマブル・ソレノイド・コントローラは、4つの統合型マイクロ・コントローラを組み込み、優れたインテリジェンス性能を発揮。メイン・システム・マイクロコントローラとは独立した4つのタスクを並行処理できる。その結果、従来のアーキテクチャと比べて最大16倍速い反応時間を実現し、的確な燃料供給制御を実現。不要な燃料消費を抑制し、燃費向上に貢献する。
また、機能統合により部品数削減が可能になるほか、その柔軟性と拡張性により、ガソリンやディーゼルをはじめとして、フレックス燃料、さらにはLNGに至るまで、シリンダ数にかかわらず、ほぼあらゆるエンジン・システムに容易に組み込むことができる。
10万個購入時の1個あたりの参考価格は、3.06米ドル(約319円)。