国際宇宙ステーション 船外活動による故障個所修理1回目が無事終了…宇宙服の問題で2回目を延期

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国際宇宙ステーション 船外活動による故障個所修理1回目が無事終了…宇宙服の問題で2回目を延期
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2013年12月21日から22日にかけて行われた国際宇宙ステーションの冷却系故障個所を修理する、3回の船外活動のうち1回目は無事に終了した。23日月曜日に予定されていた2回目の船外活動は、宇宙服の問題で翌24日に延期されるという。

12月11日に発生した国際宇宙ステーションの冷却装置、アンモニア循環ポンプの故障を修理するための船外活動は、予定されていた3回の活動のうち1回目が12月21日夜から22日にかけて行われた。リック・マストラキオ宇宙飛行士とマイク・ホプキンス宇宙飛行士は5時間28分にわたって活動を行い、不具合が起きたA系(ループA)アンモニア循環ポンプモジュールの取り外しを行った。

船外活動は、ホプキンス宇宙飛行士が「クエスト」エアロックを出て国際宇宙ステーションのトラス部右側に移動し開始された。マストラキオ宇宙飛行士は、ロボットアーム近くに足場を設け、若田光一宇宙飛行士がロボットアームを操作して移動の補助などにあたった。取り外した350キログラムほどのポンプモジュールをロボットアームで把持する際には、若田宇宙飛行士がモジュールを物理的、電気的に接続するグラップル・フィクスチャへの取り付けやスネアケーブルでの補足作業の補助を行った。

新しいポンプモジュールを取りつける2回目の船外活動は、当初23日に予定されていたが、宇宙服に問題が報告されたため1日延期された。予備の宇宙服に切り替え、翌24日に行われる。

今年7月、ESAのルカ・パルミターノ宇宙飛行士とNASAのクリス・キャシディ宇宙飛行士が船外活動を行った際に宇宙服の中に水が漏れる事故が起きた。NASAでは今回の宇宙服の問題はそれとは別のものだと述べており、マストラキオ、ホプキンス宇宙飛行士も、船外活動の際に宇宙服の中に水漏れは感じなかったと報告しているという。

《秋山 文野》

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