デンソー、国内農地向け生産支援システムを開発

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デンソーは、農業用ハウス内の温度、湿度、CO2濃度を最適状態に自動制御し、光合成を促進することで、農作物の安定生産と収穫量の増加に貢献する「農業生産支援システム」を開発。今年10月からモニター販売を開始し、2014年度に本格販売開始を目指す。

今回開発した農業生産支援システムは、風向き、風速、日照、降水の有無、およびハウス内の温度、湿度、CO2濃度を計測する「各種センサー」と、ハウスの天窓・カーテンの開閉、空調装置の制御、ミスト・CO2の発生を行う各種機器に制御信号を出す「コントローラー」で構成。年間を通じ、ハウス内外の状況に応じて植物の生育環境が最適となるようコントローラーが自動的に制御する。

現在、国内のハウス栽培では、ハウス内の植物の生育環境を制御するために、主として海外から輸入したシステムを使用。しかし、海外の比較的大規模なハウスを想定したシステムであるため、日本特有の小規模な農地面積にも適したシステムの実用化が求められている。

デンソーはこれまで工場向け制御システムの開発において培った技術を活用し、日本の小面積の農地や高温多湿な気候において、ハウス内の植物の生育環境を最適に制御できるシステムを開発。2012年1月からトヨハシ種苗と共同で農業生産支援システムの試作機を実証ハウスに導入し、トマトの栽培における効果を検証してきた。また、今年5月に自前の実証ハウスを豊橋市に竣工し、システムの実証実験を開始。今後、これらの実証実験で得られたデータをシステムの実用化に活用していく。
《纐纈敏也@DAYS》

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