日本電産が発表した2013年9月中間期の連結決算は営業利益が前年同期比5.7%減の393億3700万円と減益ながら、期初予想を大幅に上回った。
売上高は同21.5%増の4296億3400万円と過去最高となった。重点事業である車載及び家電・商業・産業用製品グループが好調だった。車載では、電動パワーステアリング用モータなどで新機種の量産を開始したことから売上げは同21%増と大幅増収となった。
税引前四半期純利益は、増収と収益構造改革、為替差益の効果で、同5.1%増の384億4100万円となった。当期純利益は同3.5%増の271億300万円だった。
業績が想定以上に好調なほか、為替水準も円安で推移しているため、通期業績見通しを上方修正した。売上高は前回予想より300億円増の8500億円、営業利益が50億円増の800億円、経常利益が50億円増の780億円、当期純利益が15億円増の550億円となる見通し。