防衛省統合幕僚監部、緊急発進が前年同期比99回増の308回に急増…2013年度上半期

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緊急発進の対象となったロシア機
  • 緊急発進の対象となったロシア機
  • 防衛省統合幕僚監部、2013年度上半期の緊急発進状況
  • 防衛省統合幕僚監部、2013年度上半期の緊急発進状況

防衛省統合幕僚監部は、2013年度上半期(4-9月)の緊急発進(スクランブル)回数は308回で前年同期と比べて99回増えたと発表した。

推定を含む緊急発進となった対象国・地域は、ロシア機が136回で全体の約44%、中国機が149回で構成比は約48%、北朝鮮機の割合が約3%だった。

増加数では、ロシア機は8月22日に、福岡県沖ノ島北西領空を侵犯する事案が発生したものの、回数は2回増だった。急増したのは中国機で80回増加した。

推定を含むが、ロシア機の中では哨戒機、中国機の中では戦闘機に対して多く緊急発進を実施した。

方面隊別の状況では、北部航空方面隊が110回、中部航空方面隊が24回、西部航空方面隊が14回、南西航空混成団が160回の緊急発進を実施した。前年同期と比べて北部航空方面隊と南西航空混成団の緊急発進回数が増加し、中部航空方面隊、西部航空方面隊の緊急発進回数が減少した。

《レスポンス編集部》

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