国際 R-M ベストペインターコンテスト 2013では、世界20か国から30歳以下のペインターが集い、自動車塗装世界一を競い合っている。経歴を尋ねると、10代前半の若い頃からペインター志したという選手が大半だ。
開催国フランスのクレメント・マルセロ選手は、「母国にこれほど環境が整った施設があることは、若いペインターにとって喜ばしいこと。ペインターという職業もフランスでは認知されているが、認知度が低い国があることも知っている。自分たちは恵まれていると感じる」と話す。また、「自分は水性塗料しか知らないが、滑らかで塗りやすいので気に入っている。先輩や友人など溶剤から転向した人からも、より良い塗料だという声を聞いている」と続けた。
また、揮発性有機化合物(VOC)規制がない南アフリカでは、BASFなどが8年ほど前から水性塗料の導入を始めたという。キャリア10年のスカーク・スワネポール選手は、「ペインターは昔から憧れの職業だったので、国の代表としてコンテストに出られるのは嬉しく思う。勉強する環境は整っているので、15、16歳という早い段階で進路を決めスクールに通う人が多い。初出場だが気負いなく競技することができているし、ベストを尽くしている」と話した。