ヤマハ発動機は、10月15日から18日まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第20回ITS世界会議東京2013」に関連技術を出展すると発表した。
ITS技術として二輪車での走行中、その進路上にある障害物や周辺にある四輪車や二輪車を感知し、その存在をライダーに伝達したり、自車位置情報を周辺車両や道路インフラに伝え注意を促す路車間・車車間通信による運転支援システムや、進行方向にいる人を感知し、運転者へ警告を発信したり、駆動力や制動力を制御するステレオ画像認識システムを紹介する。
また、二輪車が走行中、後輪がスリップする可能性を検出した場合、アクセルに反力を与える形でライダーにアクセル開度の抑制を促す情報提供型スリップ抑止システムや、スマートフォンによるバイク向けインフォテイメントを紹介する。
同社では、中長期の成長シナリオとして「豊かな生活を創る」「楽しい移動を創る」「人・社会・地球にやさしい知的技術を創る」をテーマとしている。今回のITS技術もその一端となる技術で、今後も積極的に研究開発を進める。