韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は9月13日、ドイツ・ニュルブルクリンクに、新車開発のためのテストセンターを開業した。
ニュルブルクリンクは、ドイツのサーキット。その北コースは1周20.832kmで、荒れた路面に狭いコース幅、次々に出現するブラインドコーナーなど、世界一厳しいコースとして知られ、自動車メーカーが開発テストを行う場所として有名。
今回ヒュンダイは、ニュルブルクリンク・サーキットの近くに、新車開発テストセンターを開業。総投資額は662万ユーロ。ニュルブルクリンクに、すぐにアクセスできる立地の良さを持つ。
4階建ての建屋面積は3622平方m。建物はガラス張りとなっており、メタリック仕上げとなるのが特徴。ワークショップやオフィススペース、VIPルームなども備える。
2003年にドイツ・リュッセルハイムに設立されたヒュンダイR&Dセンターのエンジニアが、この新車開発テストセンターを使用。ヒュンダイの欧州向け車両の開発テストを行う。
ヒュンダイモーターヨーロッパのアラン・ラシュフォース副社長兼COOは、「ニュルブルクリンクは全ての車にとって厳しい場所。だからこそ、我々の新施設にとっては最高の場所」とコメントしている。