日本自動車工業会の豊田章男会長は9月19日に開いた定例会見後、一部報道陣に対し景気減速が懸念される新興国市場について「色んなことが発展段階においてはあると思う。現実を見極めながらやっていく」との考えを示した。
豊田会長は「新興国はやはり発展している途中なので、いわば安定的にいくということ自体が異常であって、色んなことが発展段階においてはあると思う」と指摘。
その上で「自動車先進国経験グル―プは、自動車の良き点、悪い点をわかっている。そういう意味でその辺を新興国に対し良きアドバイスして、現実を見極めながらやっていくことだと思う」と述べた。
また「インドネシア、タイ、インドで相当不透明な点があると思う。そこを今、引っ張ってくれているのがアメリカや、ある面で日本というとこだと思う。中国、ヨーロッパもそろそろ底打ちしたのかなという感じのなで、その辺の状況を良くみながらいくということ」とも語った。