JR西日本、7月水害の運休区間は「全力で復旧」目指す

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JR西日本は9月6日、水害により運休中の山陰本線益田~奈古間45.7kmと山口線地福~益田間50.0kmについて、被災状況の現地調査が完了したと発表した。再開時期のめどは立ってないが、同社は復旧に向けて沿線自治体と協議を進めていくとしている。

両区間は7月28日未明からの集中豪雨により、橋りょうが流失するなどの大きな被害が発生。現在はバスなどによる代行輸送が行われている。

同社によると、被災直後は山口線船平山~津和野間の白井トンネル付近で現地の状況が確認できなかったが、現在は全ての区間の現地調査が完了。山口線の仁保~石見横田間で79件、山陰本線の江崎~奈古間で73件、合計152件の被害が確認された。とくに山陰本線須佐~宇田郷間と山口線地福~津和野間で、大きな被害を受けた箇所が集中しているという。

同社は「復旧に向けての詳細なスケジュールなどは決定していない状況」としており、再開時期の見込みを示すめども立っていない。被害が甚大な区間については「関係自治体と協議を進めながら、全力で復旧に当たる」としている。

《草町義和》

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