ATグループが発表した2013年度第1四半期(4-6月期)の連結決算は、経常利益が前年同期比33.0%増の42億2900万円と大幅増益となった。
既存顧客への積極的な販売促進やエコカー・メリット訴求で、新型クラウンがハイブリッドモデルを中心に大きく伸長したほか、その他ハイブリッド車も底堅く推移した。
前年がエコカー補助金の特需で水準が高かったことから、グループの新車販売台数は同3.9%減の2万1999台とマイナスだった。ただ、クラウンなどの高額車種の販売が伸びたことから、売上高は同3.7%増の871億4200万円と増収となった。
グループの愛知トヨタの新車販売台数は同3.0%増の8721台、トヨタカローラ愛豊も同3.1%増の5048台と前年を上回った。ネッツトヨタ愛知、ネッツトヨタ東海、愛知スズキは大幅マイナスだった。
営業利益は、利益率の高いモデルの販売が伸びたことから、同30.2%増の34億7900万円となった。当期純利益は同31.6%増の27億0500万円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。