ヤマハ柳社長「アベノミクス効果で国内ボート市場が活性化した」

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ヤマハ発動機の柳弘之社長は8月6日に都内で開いた決算会見で「国内のボート市場が活性化され、小型中型モデルの販売が増えている」とした上で、「基本的にはアベノミクスの効果」との見方を示した。

柳社長は「一昨年からの復興需要は今年に入り一段落している。しかし、一般の消費者の需要が増えている。昨年出した小型、中型モデルが非常に好調に推移している」と述べた。

その背景として「国内のボートオーナーは株価が上がるとボートを買う。昔からそういう流れがある。今回もかなりそういう反応がみえている。基本的にはアベノミクスの効果」と解説した。

ヤマハが同日発表した2013年12月期第2四半期累計連結業績によると、マリン事業の売上高は前年同期比16%増の1316億円、営業利益は同2倍増の215億円となり、「増収増益、とくに営業利益率の改善が進んだ」と好調だった。営業利益率は前年同期の9.3%から16.4%に向上した。

柳社長は「営業利益率の改善が進んだのは、円安効果もあったが、アメリカで船外機の大型モデルの販売が増加してモデルミックスが改善したことと、国内ボート市場が活性化されたため」と述べた。

《小松哲也》

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