マレーシア、閣僚の公用車を アコード に切り替え…ペルダナV6 引退で

マレーシアでは、連邦政府の大臣・副大臣に支給されている公用車を、これまで使われてきたプロトン『ペルダナV6』からホンダ『アコード』に切り替えることが、先の閣議で決定された。

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マレーシアでは、連邦政府の大臣・副大臣に支給されている公用車を、これまで使われてきたプロトン『ペルダナV6』からホンダ『アコード』に切り替えることが、先の閣議で決定された。

これまで国民車メーカーのプロトンが担ってきた国家VIPの足としての地位を外国車メーカーに明け渡す。

プロトンは、ホンダと提携交渉を続けているとされる。ペルダナV6の製造はすでに2011年に中止されており、政府筋によると一部ではすでにアコードへの切り替えが始まっているという。

アコードはプロトン親会社、DRBハイコムのペカン工場で組み立てられている。ただし他の政府機関トップや高級官僚の公用車には、ペルダナV6が引退してもその後継モデルであるプロトン『インスピラ』が使用される。

ペルダナV6の維持費が高くついたことが背景にあるとみられる。チョー・チーヒョン前住宅地方自治相は、ペルダナV6が長距離走行に向いていなかったと指摘、副相時代にギアボックスを4年間で3度も交換しなければならなかったと、VIP公用車として信頼性に問題があったことを示唆した。

伊藤 祐介

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