マツダは5月9日、小飼雅道取締役専務執行役員が6月25日付けで社長兼CEOに昇格する人事を発表した。小飼次期社長は同日都内で会見し「常に次なるコストパフォーマンスの追求を進めていく」との考えを示した。
小飼次期社長は「広島近辺には非常に力のある地場のサプライヤーが多くいる。パフォーマンスが極めて高く、しかもマツダと常にコミュニケーションに通じたサプライベースが存在する。逆に言うとマツダは、そういったサプライベースのおかげで国内で生産をし続けられる」と指摘。
その上で「サプライヤーとの共同の取り組み、支援を頂きながら取り組んでいくことをしっかりやりいきたい。この取り組みには終わりが無い。常に次なるコストパフォーマンスの追求を進めていく」と述べた。
さらに「国内での生産を維持する一番のポイントは、付加価値のある商品を開発し生産するというひとことになる。基本的には本社工場と防府工場で開発し、実用化できた工法そのものを海外に展開する。それがもっとも効率的な海外展開の方法であると思う。それなくして海外にいきなり新工法をもっていくことはできない」と語った。