スーパーバイク世界選手権の第3戦が4月28日、オランダのTTサーキット・アッセンで開催された。
今季初のフロントロー。2番グリッドから決勝に挑んだジョナサン・レイ(ホンダ)は、第1レースを2位でフィニッシュ。第2レースもし烈な3位争いを繰り広げての4位。4年連続オランダ大会での優勝は果たせなかったが、今季初の表彰台獲得となった。
今季初表彰台に立った第1レースは、オープニングラップ2番手からダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)、ユージェーヌ・ラバティ(アプリリア)、シルヴァン・ギュントーリ(アプリリア)とセカンドグループを形成。その中からジュリアーノが後退し、ラバティとギュントーリのアプリリア勢との、し烈な2位争いとなった。
激しくポジションを入れ替える戦い。中盤にはグループ最後尾の4番手へとポジションを落としたレイだが、ギュントーリをかわし、ラバティもパス。最終ラップの攻防では、アプリリア勢の追撃を振り切って、2位でフィニッシュした。優勝したのはトム・サイクス(カワサキ)で、独走となった。
第2レースは、サイクスとラバティの優勝争いとなった。その後方でレイは、ギュントーリ、ロリス・バズ(カワサキ)、チャズ・デイビス(BMW)とセカンドグループを形成。終盤は、このグループから抜け出し、バズとのし烈な3位争いとなり、わずか0.042秒差の4位でフィニッシュ。表彰台獲得はならなかったが、今大会を2位/4位で終えたことで、総合9位から総合5位にランキングを上げた。第2レースで優勝したのはラバティで、2位にサイクスという結果だった。
■レース1
1位:トム・サイクス(カワサキ)
2位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
3位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
4位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
5位:ロリス・バズ(カワサキ)
6位:ダビデ・ジュリアーノ(アプリリア)
■レース2
1位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)
2位:トム・サイクス(カワサキ)
3位:ロリス・バズ(カワサキ)
4位:ジョナサン・レイ(ホンダ)
5位:チャズ・デイビス(BMW)
6位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)
■ポイントスタンディング
1位:シルバン・ギュントーリ(アプリリア)111P
2位:ユージーン・ラバティ(アプリリア)83P
3位:チャズ・デイビス(BMW)83P
4位:トム・サイクス(カワサキ)83P
5位:ジョナサン・レイ(ホンダ)63P
6位:ロリス・バズ(カワサキ)58P