ブランド・ジャパン2013……Appleが首位を堅守、BtoCで

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アップル iPhone 5
  • アップル iPhone 5
  • ブランド・ジャパン 2013、上位50ブランド
  • BtoC編。「Apple」「iPhone」のアウトスタンディング因子とイノベーティブ因子に関するポイント。ブランド・ジャパン2013の1000ブランド平均と比較。
  • BtoB編。「トヨタ自動車」5因子スコア(偏差値)。ブランド総合力:93.2ポイント
 日経BPコンサルティングは、今年で13年目を迎える日本最大のブランド評価調査プロジェクト「ブランド・ジャパン2013」の結果をまとめた。BtoCではApple(アップル)が、BtoB編ではトヨタ自動車が、いずれも2年連続で首位となった。

 一般消費者(BtoC編)と、仕事を持つビジネスパーソン(BtoB編)へのアンケート調査から、企業や商品、延べ1500のブランド力を評価した。

 BtoC編のブランド総合力ランキングでは、新製品の発売を続けるアップルが93.2ポイントを獲得して、前回に引き続き首位を堅守した。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなどコンビニブランドが好調に推移する一方、家電系は概ね順位を下げた。話題になった商品ブランドの存在が、企業ブランド向上に役立つ ケースが多い。BtoB編では、トヨタ自動車が2年連続で首位を獲得。タニタが人材力を強め、初めてトップ10入りした。


●BtoC編:アップルが首位を堅守、製品ブランドとともに革新性、卓越性を保持

 今回のBtoC編のブランドランキングをみると、上位の4ブランドの顔ぶれは前回と変わらなかった。総合力第1位は、前回に引き続きアップル。第2位は同スコアでGoogleとユニクロ、第4位はユーチューブだった。第1位アップルと第2位Google、ユニクロとの差は、今回5.9ポイントで、前回の第1位アップルと第2位Googleとの差は1.5ポイントであり、その差が広がった。

 日経BPコンサルティング チーフコンサルタントの吉田健一氏は、「アップルの強さは企業ブランドが持つ革新性や卓越性への評価が高いことと、その期待感を裏切らない複数の製品の存在にある」という。アップルは、イノベーティブ(革新性)ランキングとアウトスタンディング(卓越性)ランキングの両方で1000ブランド中第1位となった。他ブランドとの差異が明確で、ニュース性もあり注目されるブランドとして評価を得ている。

 アップルは、2012年9月に『iPhone5』を、2012年11月には『iPad mini』を発売した。「続々と新製品を投入し、人々を飽きさせないという積極的な姿勢が企業ブランド力を強化している」(吉田氏)。今回の総合力の結果では、iPhone、iPad、iPodの3製品が40位以内にランクインしている。ただし、iPhoneのスコアが前回に比べて上昇しているのに対し、他の2製品は上昇傾向が一服した。また競合企業からもタブレット型端末が発売され、今年に入ってからは米国で株価が低迷している。来年の結果に注目だ。

 今回、総合力順位が大きく上昇したブランドの中で目立つのは、コンビニエンスストアの大手3企業だ。「それぞれが独自の強みを生かす戦略で、結果を残していることが、個性を強くするきっかけになっているようだ」(吉田氏)。いっぽう日本の大手家電・電気機器メーカーに元気がない。例えばシャープ(第54位)はこの直近2年で、イノベーティブ(革新性)ポイントを21.4落としている。トップにランクインするアップルやグーグルとは対照的な結果だ。

 吉田氏は、「製品ブランドの向上が、結果として企業ブランドにも良い影響を与えているパターンが多かった」という。赤城乳業の『ガリガリ君』(第65位)、ユニクロの『ヒートテック』(第44位)、カルビーの『じゃがりこ』(第66位)などが好例だ。ランク外だが、『マルちゃん正麺』がヒットした東洋水産(マルちゃん)は、今回第55位と大躍進した。


●BtoB編:トヨタ自動車が前回に引き続いて首位、タニタが初のトップ10入り

 BtoB編では、前回に続きトヨタ自動車が首位となった。「信用力」で88.1ポイントを獲得し第1位になったほか、「一流である」「日本を代表している」「この企業から学びたい」などの項目で首位となった。第2位には、BtoC編で首位となったアップルが、第3位には同スコアでGoogleと本田技研工業がランクインした。

 今回初めてタニタがトップ10入りを果たし、前回の第38位から今回は第8位と躍進している。特に人材力ランキングでは、オリエンタルランドに続き、500ブランド中第2位となった。タニタはBtoC編でも上位に食い込み、前回の第105位から今回第60位となった。代わってソニーが前回の第5位から第12位と、トップ10圏外となった。


 調査は2012年11月~2013年1月に実施し、回答者数は約6万人だった。日経BPコンサルティングは3月22日から、「ブランド・ジャパン2013」の調査結果報告書を発行・発売する。
《高木啓@RBB TODAY》

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