横断女性をひき逃げ、タクシー運転手の男を逮捕

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19日午前0時5分ごろ、埼玉県東松山市内の市道で、徒歩で道路を横断していたとみられる55歳の女性がクルマにひき逃げされる事故が起きた。女性は即死。警察は後に62歳のタクシー運転手の男を逮捕している。

埼玉県警・東松山署によると、現場は東松山市元宿2丁目付近で片側1車線の直線区間。近くには横断歩道の設置された交差点がある。現場を通りかかった人が、路上で頭から血を流して倒れている女性を発見。警察に通報した。

女性は頭部などを強打しており、即死状態。所持品などから現場近くに住む55歳の女性と判明。女性をはねたクルマが見当たらないことから、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始した。

事故が起きた時間帯に通行していた可能性の高い車両の割り出しを進めていたところ、1台のタクシーが捜査線上に浮上。このタクシーを運転していた62歳の男から任意で事情を聞いていたが、車両の検証を進めた結果、タクシーの底部から血痕を発見。男も「人をはねて逃げた」と認めたことから、20日に自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

男の運転するタクシーは営業中に事故を起こし、近くの駅に戻った後は再び客を乗せていたという。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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