東海ゴム、タイ関連会社をの連結子会社化…自動車用ホース事業の基盤強化

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調印後に握手する(左から)東海ゴム工業の西村社長、ITTCのPimjai Laochinda取締役、イノアックコーポレーションの松田行司代表取締役
  • 調印後に握手する(左から)東海ゴム工業の西村社長、ITTCのPimjai Laochinda取締役、イノアックコーポレーションの松田行司代表取締役
  • 東海ゴム(webサイト)

東海ゴム工業は、同社関連会社であるイノアック(タイランド)社(ITTC)を2013年度中に連結子会社とすると発表した。

ITTCは、イノアックコーポレーションの関係会社と、タイでの共同事業者および東海ゴムにより、2001年に設立した、タイの自動車用ゴムホースメーカー。東海ゴムは、ITTCの株式保有比率を現在の34%から50.6%に高めて経営参画の度合いを強めることで、営業・生産部門における同社のノウハウを投入。顧客ニーズに合わせた営業体制を構築するとともに、現地生産による迅速な供給体制を実現し、環境規制対応など高品質な製品を低コストで生産する体制を整えていく。

同社の自動車用ホース事業は、同じアセアンのインドネシア・ベトナムでも新会社を設立。欧州・南米では、伊DYTECH社を買収するなど、グローバル供給体制の整備を推進。タイにおいても、イノアックとの協力関係をベースに、ITTCへの経営参画を高めることで充実を図っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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