国際自動車通信技術展(ATTT)2013。GARMINブースでは、車載用ナビ『nuvi』の2013年モデルを展示、スマートフォン連携や地図更新3年無料などPND市場における新たな戦略を強調した。
GARMINブースに展示されたポータブルナビは、4月中旬発売予定の5インチPND『nuvi2595V』と『nuvi2592』の2機種に加え、未発表の5インチの『nuvi2590』、7インチの『nuvi2795』の4モデルが展示された。
2013年モデルのPNDは、全モデルで昭文社のカーナビゲーション向け「MAPPLEデジタルデータ 2013年春版」を採用、購入から3年間、最大2回の全データ更新のサービスが利用可能だ。地図更新の方法は、nuviを専用ケーブルでパソコンと接続、インターネットに接続してガーミン社サーバーとの通信により内部の地図や各種情報の更新する。
また、「まっぷるマガジン」約100冊分の観光ガイド情報が『nuvi2595V』と『nuvi2592』に搭載され、さらに7インチの『nuvi2795』ではスマートフォンとの連携機能を採用、スマホで検索した地点情報をナビの目的地として送信することが可能となる。
ガーミン日本版製品総代理店いいよねっとの担当者は「PND市場は価格競争で厳しいものがあるが、地図更新3年無料などといった付加価値を高めていくことで、GARMINブランドとしての差別化を図っていきたい」とPND市場にかける意気込みを語った。
このほかブースでは、スマートフォン連携が図られたサイクルコンピューターやGPSウォッチなども展示されていたが、いずれもデバイスの表示パネルだけでは提供できない各種データを、スマホ側のディスプレイで確認ができるサービスが用意され、スマホと専用デバイスの新たな関係を見ることができた。