フォルクスワーゲンは3月5日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー13において、新型『ゴルフ TGI ブルーモーション』をワールドプレミアした。
同車は、新型『ゴルフ』のハッチバックと、ワゴンの新型『ゴルフ ヴァリアント』をベースに、使用燃料をCNG(圧縮天然ガス)に対応させたモデル。従来、フォルクスワーゲンのCNG車は、「エコフューエル」を名乗っていた。今回から、「TGI ブルーモーション」の新ネーミングが与えられる。
エンジンは、新開発の1.4リットル直列4気筒ターボ「TSI」。最大出力は110psを発生する。トランスミッションは6速MTが標準で、7速デュアルクラッチの「DSG」はオプションだ。0‐100km/h加速は10.7秒、最高速は194km/h。
新型 ゴルフ TGI ブルーモーションは、床下に2個のCNGタンクを装備。ガソリンとCNGの両燃料が使用できる。ガソリンタンクの容量は50リットル。ガソリン使用時の最大航続可能距離は420kmとなる。
燃料をCNGに切り替えれば、さらに航続距離が伸びる。CNG使用時の最大航続可能距離は940km。ガソリンと合わせて、1360kmのロングレンジを実現している。100km走行するのに必要なCNGは、3.4kg。CO2排出量は92g/kmと優秀だ。