吹雪の影響で長時間に渡って立ち往生していたクルマが全焼

自動車 社会 社会

3日午前3時ごろ、北海道小清水町内の国道244号で、猛烈な吹雪の中で立ち往生していた乗用車が炎上する事故が起きた。クルマは全焼したが、運転していた24歳の女性は延焼前に脱出したために人的な被害は無かった。

北海道警・斜里署によると、現場は小清水町浜小清水付近。同町内に在住する24歳の女性が運転する乗用車は猛烈な吹雪と、これに伴う渋滞のために2日午後8時ごろから現場で身動きが取れない状態となって立ち往生。以後はエンジンを掛けた状態のまま、女性は車内で暖を取っていたが、3日午前3時ごろに焦げ臭い匂いに気づいて車外に出たところ、前部のエンジンルームから出火していたという。

消火が行えない状態だったことからクルマは約30分で全焼。女性は延焼前に車外へ脱出したためにケガはなかった。

女性はクルマが立ち往生した時点で車中泊や一酸化炭素中毒に関する情報をインターネットで検索。以後は一酸化炭素中毒を防止するため、居眠りをしないように30分毎にアラームをセット。マフラーに雪が被っていないかどうかもチェックしていた。しかし、ラジエターに付着した雪が凍結し、エンジンが冷えない状態になったことから出火に至ったとみられている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース