ジェットスター・ジャパンは、空力性能と燃費性能を改善する翼端の「シャークレット」を装備したエアバスA320を日本の航空会社としては初めて受領すると発表した。
エアバスからの受領はフランスのトゥールーズで行われ、成田国際空港に2月22日に到着する予定。
シャークレットは、エアバスが開発した新型の翼端で、軽量な複合材で作られた従来のウイングチップ・フェンスに替わるもの。長さが約2.4メートルあり、空力性能を向上させることで燃料消費と排気量を削減する。
また、燃料コストを約4%節減できるのに加え、航続距離を約185km延ばす。
ジェットスター・ジャパンは2012年6月にリース契約を締結済みのエアバスA320新造機24機のうち、2013年4月以降に納入される14機に関しても、空力性能、燃費性能、環境への配慮の観点からシャークレット装備機とする予定。
ジェットスター・ジャパンの鈴木みゆき社長は「ジェットスターグループは効率化のために最新技術・機材等の導入をグループ全体で推進していおり、同機材の導入もその一環で、今後も効率化に注力することにより低運賃で、より多くの選択肢を提供し、日本におけるLCCの普及推進に努めたい」とコメントしている。