ダイハツ工業は、マレーシアにおいて、同社が出資するプロドゥアの持株会社を通じて新たな車両生産工場を建設し、新会社で運営することを決定した。
プロドゥアは、ダイハツ工業とマレーシア資本による合弁会社で、スモールカー専門の自動車メーカー。
新工場は高品質・低コストな車づくりを実現するモデル工場として、マレーシア政府が将来の自由化に向け国際競争力のある自動車産業の育成を目指す中、プロドゥアおよびダイハツは低燃費・低価格なスモールカーを生産していく。
新会社の資本金は2億マレーシアリンギット(約50億円)。新工場は2014年半ばに稼働開始、立ち上がり時の年間生産能力は約10万台を見込んでいる。
ダイハツは海外事業の重要拠点であるマレーシアにおいて、国際競争の激化をにらんで現地事業の構造改革に取り組んでいる。新会社では工場建設をはじめ、現地調達基盤の構築を強力に推進し、既存工場の改革と合わせて国際競争力向上のスピードアップを図る。