米国において、韓国のヒュンダイモーターとその子会社のキアモーターズが、新車の燃費性能を誇張していたとされる問題。同様の疑いが、今度は米国の自動車大手、フォードモーターにも浮かび上がった。
これは12月6日、米国の有力消費者誌、『コンシューマーリポート』が公開した最新のビデオレビューの中で明らかにしたもの。フォード『フュージョンハイブリッド』と『C-MAXハイブリッド』の2車について、「燃費性能を誇張している疑いがある」と、同誌は指摘している。
フォードモーターが販促などで公式に使っている米国EPA(環境保護局)燃費は、フュージョンハイブリッド、C-MAXハイブリッドともに、市街地と高速が47マイル/ガロン(約20km/リットル)。
ところが、同誌が2台を2000マイル(約3200km)に渡って巡航テストした結果、計測した燃費はフュージョンハイブリッドが39マイル/ガロン(約16.6km/リットル)、C-MAXハイブリッドが37マイル/ガロン(約15.7km/リットル)だった。
同誌は、「フォードモーターが発表している公式燃費とは、開きが大きい」と指摘している。