酒酔い運転のクルマ、道路工事現場に突っ込んで3人死傷

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11月25日午前2時55分ごろ、宮城県仙台市青葉区内の国道48号を走行中の軽乗用車が、道路工事の現場に突っ込み、作業員や警備員をはねる事故が起きた。この事故で3人が死傷。警察はクルマを運転していた20歳の男を酒酔い運転の現行犯で逮捕している。

宮城県警・仙台北署によると、現場は仙台市青葉区二日町付近で片側3車線の直線区間。事故当時は中央分離帯寄りの第3車線の通行を規制して道路工事が行われていたが、警備員の車線変更を指示を無視し、減速しないまま進行してきた軽乗用車がそのまま工事現場へ突っ込んだ。

この事故で31歳の男性警備員と、63歳の作業員がクルマの直撃を受け、全身強打が原因でまもなく死亡。37歳の男性作業員も打撲などの軽傷を負った。クルマを運転していた大和町内に在住する20歳の男は直立することができないほどの泥酔状態だったことから、警察は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒酔い運転)の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

調べに対して男は「酒を飲んだ後にクルマを運転したことは間違いない」などと供述しているようだ。現場にブレーキ痕は確認されておらず、警察ではアルコールの影響で正常に運転できる状態ではなかった可能性もあるとみて、事故発生の経緯を詳しく調べるとともに、男が飲酒した場所や量の特定も急ぐ方針だ。

《石田真一》

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