ボーイングは、787型機の月間製造機数を5機に増強したと発表した。
787型機の月間製造機数は、今年前半に2.5機から3.5機に増やしたばかりで、この1年で製造機数を倍増したことになる。同社は今後、787型機の製造機数を2013年後半までに月間10機に増強する計画。
787型機は現在、今年稼働した暫定サージラインでの作業を含め、サウスカロライナとシアトルの工場で最終組立を行っている。
製造機数の増強では、新しいテクノロジーの活用で実現しており、従業員が参画する約500のチームそれぞれが787型機プログラムの効率性、品質、安全性、成長性を向上させる方法に取り組んでいるとしている。
一方、同社では、787型機の受注が800機以上に達したことも明らかにした。受注航空会社は58社にのぼる。これまでデリバリーした機数は全日空(ANA)など8社に対して35機。