NGP日本自動車リサイクル事業協同組合の長谷川利彦理事長は10月29日、都内で開いた総会後に会見し、新年度にリサイクル部品の売上500億円を目指す方針を明らかにした。前年度の実績は455億円だった。
長谷川理事長は会見で「500億円の達成は10年来の悲願」とした上で、「500億円をなにがなんでも達成するということを(総会で)組合員の皆さんにご承認頂いた。力を合わせてやっていく」と述べた。
リサイクル部品の生産目標に関しては「前年度は160億円を狙っていたが実際にはできなかったので、今年度は165億円から170億円の間をなんとかできないかなと思っている」との考えを示した。前年度の実績は151億円。
また9月下旬から全国レベルで放映しているリサイクル部品の利用促進を訴えるテレビコマーシャルについて「予算も限られているので全国放送は大変だが、組合員個別や支部単位で使用することで活動を強化してほしい」と述べ、CMコンテンツを個別に利用できるようにする方針を明らかにした。全国レベルでCM放映は10月でいったん打ち切るという。