日本板硝子は、欧州での自動車用ガラス2工場を閉鎖する提案を現地の従業員代表に対して行ったことを発表した。
今回、閉鎖の方向で調整を進めているのは、合わせガラスを製造するウロヤルヴィ工場 (フィンランド)と強化ガラスを製造するウーリァ工場(スウェーデン)の2工場。
同社は、急速な景気後退に伴う欧州自動車産業の需要減少に対応するため、グループの自動車用ガラス加工拠点である2工場を閉鎖することとした。閉鎖完了の時期は2013年末までを想定している。
閉鎖に伴う費用は約3100ユーロ(約31億円)、実施後の増益効果は約1400万ユーロ(約14億円)/年を見込んでいる。