ダイヘンは、安定的に電力を供給し続けることが可能な太陽光発電用500kWパワーコンディショナを発売する。
新たに発売する500kWパワーコンディショナは、最新の回路方式と同社独自の制御方式によって高効率化を図り、国内仕様における業界最高水準の最大変換効率98.4%を実現。
さらに、同社独自開発の複素PLL技術とDQ-LTIを採用することで、瞬時電圧低下が発生した場合でも運転を継続させるFRT機能を業界で初めて搭載した。
分散型電源の大量導入に伴い、系統事故時の電圧変動による太陽光発電用システムの一斉解列と、その影響による電力系統の不安定化が懸念されているが、FRT機能の搭載により再生可能エネルギーの円滑な導入拡大に貢献する。
同社は1982年より太陽光発電用パワーコンディショナの研究開発をスタートし、2003年には業界に先駆けて100kWパワーコンディショナを標準製品化。以来、国内電力会社のメガソーラーをはじめ、タイやインドなど国内外の大規模太陽光発電施設に機器の納入を重ねてきた。従来からの100kW機、250kW機、太陽光発電用変電設備パッケージ「ディソラパック」に今回、新たに500kW機を加えることで、ユーザーの多様なニーズに応えていく。