山一電機は、9月30日付けで太陽電池(PV)ソリューション事業を廃止すると発表した。
同社は、PVソリューション事業として太陽電池モジュール用ジャンクションボックス、太陽電池モジュール用ケーブルコネクタを製造してきた。しかし、世界的な太陽光発電パネル市場の悪化で、製品価格が大幅に下落し、採算も悪化して債権回収リスクが増大している。同事業での売上拡大や収益確保が困難な状況と判断し、事業から撤退することにした。
太陽光発電パネル市場向けジャンクションボックス製品の新規商談は打ち切り、現在、取引している顧客には早期終息に向けて調整する。
同事業のコネクタ製品は、太陽光発電・新エネルギー・産業機器向けの防塵・防水・高電圧対応コネクタ製品として、コネクタソリューション事業で継続販売する。