約2.6kmひきずられ死亡の事故、トラック運転手2人を逮捕

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8日未明に埼玉県所沢市で25歳の男性が約2.6kmに渡ってひきずられ、死亡した事件について、埼玉県警は10日、いずれもトラック運転手の35歳と57歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。35歳の男が運転するトラックが最初にはね、57歳の男がひきずったとみられる。

埼玉県警・所沢署によると、事故が起きたのは2012年9月8日の午前4時30分ごろ。所沢市中新井2丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)で、上半身裸で血まみれの男性が車道に倒れているのを通行人が発見。警察に届け出た。

男性は全身を強打しており、外傷性ショックなどが原因で死亡。その後の調べで25歳の男性と判明したが、この男性は所沢市中富付近の県道(片側2車線の直線区間)でひき逃げされ、約2.6km離れた発見場所までひきずられたこともわかった。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場周辺の防犯カメラが撮影した映像を分析したところ、2台のトラックが関与した可能性が高くなった。車両の検証を進めた結果、東京都立川市内に在住する35歳の男が運転するトラックが最初に男性をはね、東京都久留米市内に在住する57歳の男が運転するトラックがひきずったものと判断。2人を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

調べに対し、最初にはねたとされる男は「何か異物をまたいだが、人ではなかった」として容疑を否認。ひきずったとされる男は「落下物かと思って通過しようとしたが、通過する直前に手足が見えた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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