物流不動産の所有・運営・開発企業、プロロジスは、全国で所有・運営する物流施設の屋根を活用した太陽光発電プロジェクトを開始すると発表した。
同社は、省エネルギーに貢献できる施設の開発や再生可能エネルギーの活用を積極的に推進。世界各国の自社物流施設の屋根に太陽光発電システムを導入。現時点ですでにグローバル全体で80MW以上の太陽光発電施設が稼働している。
日本では、神奈川県のマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク座間1」に発電出力1MWの太陽光発電システムを導入しているが、再生可能エネルギーの固定価格買取制度のスタートに伴い、自社施設の屋根を活用してクリーンエネルギーを広く供給するため、太陽光発電システムの導入の計画を進めている。
今後は、各地に立地するプロロジスが開発し、運営中(開発中を含む)の施設の屋根に、1棟当たり最大約2.3MWの太陽光発電システムの導入を進め、全棟合計すると最大約24MWの規模となる予定。第1弾として2013年春の発電開始を目指して全国8棟の施設に合わせて約10MWのシステムを導入する計画を具体的に進めている。
なお、1棟の物流施設の屋根への2MWの太陽光発電システム導入は国内最大級であり、複数の物流施設の屋根に合計約24MWの太陽光発電システムを導入する計画も国内最大級となる。