8月29日、ロシアで開幕したモスクワモーターショー12。日産自動車のブースでは、「MOS」と記された化粧プレートを装着した『ジューク』が目を引いた。
その正体は、欧州でも人気の高いジュークに設定される限定車だった。車名は『ジューク with Ministry of Sound』で、MOSとは、Ministry of Soundの略だ。
英国ロンドンにある世界的に有名な巨大クラブ、「ミニストリー・オブ・サウンド」とコラボレーションして誕生。同車はロシアを含む欧州市場において、限定3000台がリリースされため、モスクワモーターショーが初公開の場に選ばれた。
ハイライトは、オーディオシステムのバージョンアップ。「ミュージックパック」と呼ばれる専用装備には、容量8GBのアップル「iPod touch」をはじめ、ミニストリー・オブ・サウンド製のジュークのロゴ入りヘッドホンなどがセットされている。
さらに、専用のiPodケースには、日産が開発した塗装技術「スクラッチシールド」を採用。ちょっとした擦り傷なら、時間経過とともに傷が生じる前の状態までほぼ復元してくれるという画期的なものだ。
内外装も限定車らしく、特別感を引き立てる内容。ドアハンドルやドアミラーはホワイト塗装で、車体の各部にはMinistry of Soundのロゴが配された。センターコンソール、ドアトリム、レザーシートのステッチなどには、ホワイトがアクセントに添えられている。