スズキが発表した2012年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比39.4%増の356億円と大幅増益となった。
売上高は同6.2%増の6447億円と増収となった。海外市場では欧州での販売減少、円高の影響などで不振だったが、国内では『ソリオ バンディット』の発売や既存モデルの燃費改善による商品力強化で、販売は好調に推移。四輪車の売上げ台数は同13.2%増の67万4000台だった。二輪車は同11.6%減の57万3000台と低調だった。
収益では、海外での売上減少や為替影響などによる減益要因を、国内四輪車の販売増加や原価低減などによる増益要因で吸収。経常利益は同39.9%増の402億円。当期純利益は同30.6%増の244億円だった。
通期業績見通しは前回予想を据え置いた。