フランスに本社を置く大手タイヤメーカー、ミシュランは7月27日、2012年上半期(1‐6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、上半期の売上高は107億0600万ユーロ(約1兆3145億円)。前年同期の101億0500万ユーロに対して、5.9%増えた。
また、上半期の純利益は、9億1500万ユーロ(約877億円)。前年同期の6億6700万ユーロに対して、37.2%増という大幅な増益を達成する。
大幅な増益を実現した背景には、2011年に実施したタイヤ価格の値上げがある。2012年上半期の世界タイヤ販売は、欧州市場での不振などにより、前年同期比8.3%のマイナス。しかし価格の引き上げが、タイヤの販売減による落ち込みをカバーした形だ。
ミシュランは2012年年間の世界タイヤ販売見通しについて、「前年実績に対して3‐5%程度の増加」と予想している。