三菱重工業は、従来の重油に加え、天然ガスも燃料として使用できる舶用低速デュアルフュエルエンジン「UEC-LSGi」の開発に着手する。
新型エンジンは、舶用低速2ストローク機関「三菱UE機関」の新ラインアップとして開発を進めるもので、経済性と環境対応の両面で船舶運航者の負担軽減を実現するのが狙い。2015年度の市場投入を目指す。
具体的には、デュアルフュエルエンジンの構成要素である新たな燃料噴射系、ガス燃料供給系、制御系などの開発に取り組み、2013年度内に単筒試験機での先行試験を完了する方針。その後、デュアルフュエル仕様のフルスケール機での実証試験を経て、シリンダ径600mm、出力1万1000から1万8000kWクラスのUEC-LSGiを市場投入する。