J.D.パワー・アンド・アソシエイツは28日、中国新車購入意向者調査の結果を明らかにした。
今年で4回目となる同調査は中国国内において、2012年2月から3月にかけて実施。今後1年以内に新車を購入する意向のある中国の消費者を対象に、購入検討などを調査。11の車両セグメントに分けられた52ブランドの171モデルを調査対象に、59都市の5319人から回答を得た。
購入検討では、ドイツを中心に欧州車モデルの人気が高く、11セグメント中7セグメントで、ドイツ車がトップとなった。ドイツ車モデルは、他の欧州ブランドのモデルに比べて特に富裕層が多い北京、上海、広州などで人気が高く、32%がドイツ車を検討していた。一方で、日本車の購入を検討した割合は2009年の32%から今年は24%に低下した。
各車両セグメントで最も購入検討が多かったモデルは以下の通り。
コンパクト:シボレー スパーク
プレミアム・コンパクト:第一 欧朗 B30
エントリー・ミッドサイズ:VW ポロ
ミッドサイズ:VW ラヴィータ
ローワー・プレミアム・ミッドサイズ:栄威 550
アッパー・プレミアム・ミッドサイズ:VW ニュー パサート
エントリー・ラグジュアリー:アウディ A4L
ラグジュアリー:アウディ6L
SUV:VW ティグアン
ラグジュアリー・SUV:アウディQ5
MPV:ホンダ オデッセイ
11セグメント中、VWが4部門、アウディが3部門でトップとなった。日本メーカーがトップとなったのはMPV部門のホンダ『オデッセイ』のみだった。