「意外にも1割がビジネス利用」…LCCピーチ井上CEO

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東京都港区で22日に行われたピーチ・アビエーションの記者会見と井上慎一CEO
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関西空港を拠点とするLCC、ピーチ・アビエーションの井上慎一CEOは22日の会見で、2012年3~5月の国内線搭乗者数約24万人、搭乗率77%に対して「まあまあ予想通り。そのなかの1割がビジネス利用だったことは意外」とコメントした。

井上CEOは「競争環境は厳しいが、まだまだ潜在需要はあると見込んでいる。ビジネス利用が1割もあったのは予想外だったが、ビジネス客向けのサービスなどは考えていない。これまで同様に安全運行を第一にし、安い運賃にフォーカスしていく。収益を担保しつつ余分なことは一切しないという姿勢だ」とコメント。

搭乗者とのコミュニケーションでも手応えを感じているという井上CEO。「ざっくりとした話だが、これまでの搭乗者の2割から4割ほどが新規顧客と見込んでいる。それは様子を見ていて感じたこと。例えば、座席下に荷物をぎゅうぎゅうに詰めている客に、座席上の(共用収納)棚を教えると、『あっ、こんなところに棚があったの?』という反応をする。初めて飛行機に乗るという人も見受けられた」

エアバスA320-200型(モノクラス)新造機をリースで運航している同社。23日から1機増やして4機で運航を開始し、今後は関空-沖縄、関空-香港、関空-台北と路線を広げていく。2013年度上期には10機、2016年度には15~20機体制での運航を検討しているという。

「ビジネスプラン上では年間400万人ぐらいを運べるのではないかと予測している。今後の路線計画などは検討中だが、タイミングを見て発表していきたい。我々は予備機材をもたないので、不具合が生じた場合はそのまま欠航となる。そのためいかに迅速に復旧するかというオペレーションも常に取り組んでいる」と話した。

《レスポンス編集部》

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