トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は1日、5月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万5501台。前年同月比は108%増と、4月の49%増を上回る大幅増を記録している。
販売好調の要因のひとつは、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』シリーズ。同車は5月、トヨタのインド販売の約3割に当たる4270台を販売した。前年同月比は25%増だ。
このエティオスを上回る人気を集めたのが、ミニバンの『イノーバ』。改良モデル投入の効果で、5月は前年同月比127%増の6710台を販売した。SUVの『フォーチュナー』も、108%増の1399台と、マイナーチェンジの効果が出た。『カローラアルティス』は523台を売り上げる。
TKMのサンディープ・シン常務は、「昨年5月は、東日本大震災後の減産の影響を受けた。今年の5月は顧客の信頼を背景に、エティオスやイノーバ、フォーチュナーが支持された」と語っている。