三菱ふそうトラック・バスは18日、小型トラック『キャンター エコ ハイブリッド』を5年10か月ぶりに全面改良し、発売した。
アルバート・キルヒマン社長は同日、横浜市で会見し「業界を塗り替える技術革新を生み出すというダイムラートラックの決意の象徴」と述べた。
キルヒマン社長は「新型キャンター エコ ハイブリッドは、自動車業界全体に新しい次元をつくり出すと強く確信している」と強調。その理由として「世界初のハイブリッドシステムとデュアルクラッチ式トランスミッションの組み合わせ、クラストップの燃費、そしてクリーンな排出ガス」をあげた。
このうちデュアルクラッチ式トランスミッションはハイブリッド用モーターを内蔵、最大出力は40kw、最大トルク200N・mを発生する。燃費は2.0t積クラスで12.8km/リットル(重量車モード燃費値)とするなど、全車エコカー減税の対象となっている。またポスト新長期規制に対してはNOx(窒素酸化物)、PM(粒子状物質)をさらに30%低減したとしている。
価格は2t積み平ボディー普通免許対応車ロングタイプで548万6250円。