トヨタ自動車が、発売したばかりの新型FRスポーツカー、『86』。同車をベースにワンオフで製作したオープンバージョンが、米国で正式に披露された。
これは13〜15日、米国カリフォルニア州で開催された「第38回トヨタ・グランプリ・オブ・ロングビーチ」での出来事。インディカー(INDYCAR)シリーズ第3戦やアメリカン・ルマン・シリーズ(ALMS)第2戦など、米国で人気のモータースポーツが開催された一大イベントにおいて、トヨタレーシングがサイオン『FR-S』(日本名:トヨタ86)の「スピードスター」を正式にお披露目したのだ。
この86のスピードスター、カリフォルニア州に本拠を置き、サイオン各車のカスタマイズを手がけるCARTEL Customs社によるワンオフモデル。大胆にも86のルーフをカットし、スピードスターに変身させた。
ドアやカーボンファイバー製の大型ウイングには、「86」の文字を添え、ルーツとなったAE86型『カローラレビン』を意識。専用ボディキットを装着し、市販の86との違いをアピールしている。
米国トヨタのモータースポーツ部門のマネージャー、Les Unger氏は「サイオンFR-Sスピードスターは、トヨタのモータースポーツへの取り組みを表現した1台。熱烈なファンにも支持されるだろう」とコメントしている。