トヨタのインド車両生産・販売会社、トヨタ・キルロスカ・モーター(TKM)は、3月のインド新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万8220台。前年同月比は87%増と、1月の89%増、2月の79%増に続いて、大幅増を維持している。
販売好調の要因が、2010年12月に発売したインド向け戦略コンパクト、『エティオス』。同車は3月、トヨタのインド販売の5割に当たる9138台を販売した。その内訳は、セダンが月販最高記録となる5104台。2011年6月末に投入したハッチバックの『リーバ』も、月販最高記録の4034台を売り上げる。
また、ミニバンの『イノーバ』は、改良モデル投入の効果で、前年同月比53.8%増の6795台をセールス。2012年モデルに切り替わったSUVの『フォーチュナー』も、40.7%増の1379台と好調だ。『カローラアルティス』は917台と、堅調な販売実績を残した。
トヨタの2012年1〜3月インド新車販売台数は、前年同期比87.3%増の1万8220台。TKMのサンディープ・シン常務は、「エティオスの販売が引き続き好調。新しいイノーバやフォーチュナーの売れ行きもいい」とコメントしている。