フェラーリのステファノ・ドメニカリ代表、技術部門の長であるパット・フライを含むF1チームの幹部数名がオーストラリアGP後にマレーシアに直行するのではなく、本拠地マラネロに帰国している。フェラーリF2012のパフォーマンス不足を受けて急遽ファクトリーで改良を実施するためだ。
オーストラリアGPではフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサ共に予選Q3進出に失敗したことがフェラーリにとっては衝撃的だったのだという。開幕戦で使用されたレースカー2台も同時にイタリアへ後送されたが、これは詳細な評価をするためであり、セパン前にアップグレードは予定されていない。
メルボルンではアロンソが何とか5位に入ったが、トップのジェンソン・バトン(マクラーレン)からはセーフティーカー導入を挟んでもなお20秒以上の遅れだった。マッサはレース12周を残してのリタイアだった。