4日間(1〜4日)のバルセロナテストでトップタイムをマークしたのはロータスのキミ・ライコネンだった。
4日は午後になると全天を雲が覆う曇天となったが、前日のような雨や霰(アラレ)にならなかったのは幸いだった。レッドブルは、セバスチャン・ベッテルのマシンがピットに入るたびに、チームカラーのパラソルまで持ち出して車体後方をガードする。
前日パワーステアリングの故障に見舞われたキミ・ライコネンはホームストレートを利用した空力テストからこの日の開発作業をスタート。最終的にファステストとなる1分22秒030が出たのは昼休みの直前、タイヤはソフトだった。
この日赤旗中断は2回。1度目は3時半頃、小林可夢偉のザウバーがターン3の外側でストップした件。2度目はビタリー・ペトロフがターン4のグラベルに突っ込んだ。数人のドライバーが100周を超える周回数を午後に走りきっているので、これはレースシミュレーションだったことは間違いないが、ベッテルは23周と少なかったことが逆に不気味である。