重傷ひき逃げ容疑者、覚せい剤使用で再逮捕

自動車 社会 社会

今年1月、静岡県静岡市葵区内で重傷ひき逃げ事件を起こし、2月上旬に逮捕されていた40歳の男について、静岡県警は2月27日、同市内で覚せい剤を使用していたとして、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で再逮捕した。事故当時も使っていた疑いがあるという。

静岡県警・静岡中央署によると、問題の事故は2012年1月31日の午後10時30分ごろ発生している。静岡市葵区南沼上付近の市道で、路肩を歩いていたとみられる47歳の男性がクルマにはねられ、頭部強打の重傷を負う事故が起きた。

クルマはそのまま逃走したため、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。現場で採取した破片から車種を特定し、車当たり捜査を進めてきたが、2月5日夜になって焼津市内に在住する40歳の男が警察へ出頭。容疑を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

その後の調べで、男の尿から覚せい剤の成分を検出。さらに追及したところ、ひき逃げ事故の直前にも覚せい剤を使用していたことが判明したことから、2月27日に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で再逮捕した。

調べに対して男は「覚せい剤の使用が発覚することを恐れて逃走した」などと供述しているようだ。警察では入手ルートの解明も行う方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース