イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリが現在開発中の最高峰モデル、『F70』(仮称)。この『エンツォ』後継車に関して、興味深い情報をキャッチした。
これは17日、米国の自動車メディア、『AUTOWEEK』が報じたもの。同メディアが「エンツォ後継車には、最大出力920psという驚異的パワーを備えたV型12気筒ガソリンエンジンが搭載される」と伝えたのだ。
注目すべきは、このV12にはフェラーリF1のKERS(キネティック・エナジー・リカバリー・システム=運動エネルギー回生システム)技術が投入されるという点。フェラーリ『FF』をルーツとする7.3リットルV12ユニットは、エンジン単体で最大出力800psを発生。これにKERSが生み出す120psが加わり、920psを引き出すという。
同メディアはこのエンツォ後継車について、「車名はF70を名乗り、車両重量は1130kg台。ポルシェのハイブリッドスーパーカー、『918スパイダー』と競合する」とレポートしている。